ムゲンのi-アイ-
知念実希人(著)
医療ミステリーだがファンタジー色が強く、主人公のキャラクターの違いもあり、天久鷹央の推理カルテシリーズのようなギラギラした感じではなく柔らかい印象である。
心に刻まれた傷はそう簡単には治らない。と書いてあった。
この小説は、その心の傷を乗り越える話である。
親から子へと物理的にはDNAが受け継がれていき、
育つ過程で受けた経験がその人の心を作る。
親になっても、自分の親にされたことの影響を受ける。
そうやって、DNAと心で人はつながっていく。
そんなことを考えさせられた。
2021-08-08 16:28
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