吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ
知念実希人(著)
完全版を除き、14冊目になる本作も面白い。
年下の上司と夫婦漫才をし、研修医といちゃつく、でも幸せそうには見えない小鳥遊先生が、鷹央先生の下で働き始めてから1年経った。
1年前は鷹央先生に捜査情報を渡すのをためらっていた桜井刑事が、さっさと協力を依頼し、同僚に鷹央先生を紹介するまでになった。
小鳥遊先生と鷹央先生も、お互いがお互いを成長していると認識しあっている。
小説の登場人物たちが濃い1年間を送っていることが伝わってくる。
実業之日本社に移籍したが、カバーイラストはいとうのいぢさんのままである。
読み終わってからカバーイラストを見返すと、コウモリや十字架がこの本にふさわしかったことがわかる。
2023-12-03 15:07
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