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「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史

辻田真佐憲 (著)
右派にも左派にも媚びず、戦前を知らなればならないという考えのもと、著作家である著者が日本の近現代史を語ったものである。

「国体」や「教育勅語」は明治維新後に定義されたり、作られたものである。
その権威付けや骨格のために、神話や歴史(古事記、日本書紀)が使われた。
ただ、その使われ方はかなり恣意的なものであった。
明治維新の頃は、この国の歴史を知る人が少なかったため、神話や歴史を自分たちに都合よく使ったのだろう。
疑似科学の人たちが自分たちに都合がよい言葉だけをつなげて、自分たちが主張したいことに権威付けするのと同じだと思った。

やがて神話国家の大日本帝国は、国全体がその神話をもとにしたオカルティックな想像力に飲み込まれた。

疑似科学に騙されないために科学を理解する力が必要なように、歴史を知ることも大事なのだと思う。

「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書)

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  • 作者: 辻田真佐憲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2023/05/17
  • メディア: Kindle版



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「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書)

  • 作者: 辻田 真佐憲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2023/05/18
  • メディア: 新書



2024-02-11 12:04  nice!(1)  コメント(0) 
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