ParaView
MacのParaViewでVTK Legacy formatのファイルを可視化しようとしたら、エラーもださずに黙ってしまった。
pvpythonを使ってバイナリーに変換しようとしてみたが、エラーがでた。
どうやら、指数が小さすぎるデータが含まれていたのが原因のようであった。
例えばこのような感じのエラーである。
Unsupported point attribute type: 9.987840e-01
この場合、9.987840e-01という数字自体は問題はないが、その直前の数字が単精度実数の範囲から外れていた。
詳細の確認まではしてはいないが、単精度実数の範囲内ぐらいまでなら可視化できるようである。
Python 3.10
macOSでHomebrewを使ってインストールしたpython-tk@3.9を使っていた。
% python3
とやったら、HomebrewでインストールしたPython 3.9ではなく、Command Line ToolsのPyrhon 3.8が立ち上がった。
そこで、python-tk@3.9からpython-tk@3.10に入れ替えたら、無事に
% python3
で、HomebrewでインストールしたPythonが立ち上がるようになった。
わたしが正義について語るなら
やなせたかし(著)
「この世界の片隅に」で主人公が玉音放送を聞いた時に「この国から正義が飛び去ってゆく」と言うシーンがある。しかし、私は当時の正義を知らないので、この本を読んだ。
著者が子供の頃は、天皇は神様である、天皇のために忠義を尽くし、日本を愛しなさいと教えられていたそうである。
「天に代わりて不義を討つ」とか「この戦争は聖戦だ」と歌う軍歌もあったそうである。
著者は、日本は中国を助けなくてはいけない、正義のために戦うのだと思って戦争に行ったのだそうである。
この本を読んだときは良く分からなかったが、現在、国の指導者とその国のメディアが正義のための戦いであると言って隣国に攻め込んでいる国がある。
当時の日本もそのような状態だったのかなと思う。
この世界の片隅に
こうの史代(著)
絵を描くことが好きな広島の女性を主人公に、戦前から戦後までを描いた漫画である。
今では遠くなった先の大戦における普通の人の暮らしが描かれている。
声高に何かを訴えていないところが、この本の最大の良い所だと思う。