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足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏

谷口雄太(著)
同じ著者による「<武家の王>足利氏 戦国大名と足利的秩序」と対をなす本である。

鎌倉時代に「足利」名字を名乗っていた*、吉良氏、石橋氏、渋川氏、斯波氏を中心にした、室町時代の話である。

斯波氏は、畠山氏、細川氏とともに三管領となり、吉良・石橋・渋川氏は御三家となった。
御三家は、足利義教の時代に、足利将軍家の血が絶えた時のために誕生した。
権力からみれば三管領が上だが、権威からみれば御三家が上。

であるが、中世から近世の歴史の流れに翻弄されていく人たちの話でもある。

*尊氏の血筋が惣領家で、吉良氏らは庶子家

足利将軍と御三家: 吉良・石橋・渋川氏 (559) (歴史文化ライブラリー 559)

足利将軍と御三家: 吉良・石橋・渋川氏 (559) (歴史文化ライブラリー 559)

  • 作者: 谷口 雄太
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2022/10/24
  • メディア: 単行本



2023-10-29 17:41  nice!(1)  コメント(0) 
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<武家の王>足利氏 戦国大名と足利的秩序

谷口雄太(著)
戦国時代になっても足利氏が将軍が存在した理由について、「共通価値」から考察したものである。

儀礼を通して日本中の武士に、足利氏を頂点とする秩序意識・序列認識(足利的秩序)を浸透させた。
それが武家社会の共通価値となっていた。
得川(徳川)も足利一門の名字である。
やがて足利の血統の価値が低下して、足利義昭を最後に足利将軍が消えた。

弱肉強食の時代に「共通価値」でそれなりの秩序を保っていたのである。

〈武家の王〉足利氏 (歴史文化ライブラリー 525)

〈武家の王〉足利氏 (歴史文化ライブラリー 525)

  • 作者: 谷口 雄太
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2021/05/17
  • メディア: 単行本



2023-10-22 15:45  nice!(1)  コメント(0) 
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祖母姫、ロンドンへ行く!

椹野道流(著)
イギリス留学経験がある若き日の著者(秘書孫)が、80歳を超えた祖母(祖母姫)とイギリス旅行をしたときのエッセイである。
飛行機はファーストクラスで、ロンドン中心部の5つ星ホテルに宿泊したそうで、どちらもサービスにお金を払うってこういうことなんだと知ることができた。
特に、ホテルのサービスに大英帝国の文化の凄さを感じた。

祖母姫、ロンドンへ行く!

祖母姫、ロンドンへ行く!

  • 作者: 椹野道流
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2023/04/20
  • メディア: Kindle版



祖母姫、ロンドンへ行く!

祖母姫、ロンドンへ行く!

  • 作者: 椹野 道流
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2023/04/20
  • メディア: 単行本



2023-10-08 14:24  nice!(1)  コメント(0) 
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