筑波大学で誕生したまったく新しいゴルフ理論 -コンバインドプレーン理論のすべて-
安藤 秀 (著)
結論から書けば、面白い本である。
怪しげな理論がまかり通っているゴルフ業界において、理論と銘打つだけの内容が書かれている貴重な本である。
ただし、全く新しいと主張しているが、腕の上下動と体の回転を組み合わせてスイングせよという主張にオリジナリティは感じられない。
最初はそれらをシーケンシャルにさせて、徐々に並列処理に移行させるという指導法とバックグラウンド知識の確かさに新しさを主張しているのだと思う。
著者の理論は、リストターンを否定してるのが特徴だと思う。
ただし、リストターンを否定する理由として、スチールシャフトでリストターンをするとフックするからというのは、アマチュアゴルファーの大多数がスライサーであるという事実を無視した議論であり、説得力に欠ける。
なお、4スタンス理論の観点に立つと、この本はA2(つま先外側重心)タイプ向けの本に分類されると思う。
2013/03/24追記
4スタンス理論では、スウィングプレーンが2プレーンになるのはBタイプと書かれているので、細部に目をつぶればB1(踵内側重心)タイプ向けとなるだろう。
筑波大学で誕生したまったく新しいゴルフ理論 ―コンバインドプレーン理論のすべて
- 作者: 安藤 秀
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2009/09/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
2011-07-31 10:57
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