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Fortran90プログラミング

Fortran90とは数値計算に利用されてきたFORTRAN77の後継言語である。
この本は、そのFortran90(一部Fortran95も含む)の教科書である。

個人的に、Fortran90以降で変わったなと思うのは、以下の点である。

1. 自由形式
2. 配列の動的割り付け
3. モジュール

配列の動的割り付けは便利なのだが、Cのmalloc等と異なり、定義したスコープの中でのみ有効である。
そのため、サブルーチンに渡したい時やサブルーチン間で共用したい時は、モジュールを使って共用する等の工夫が必要になる。

面白いのは、FORTRAN77までの固定形式と拡張子(.f)のまま、Fortran90で追加された機能も利用できることである。
個人的には、そのぐらいが一番使いやすい。
無理に固定形式を使う必要もないが、自由形式を強要されてもいないのである。
この辺の、ゆるさは好感が持てる。

なおこの本は、著者のホームページでも公開されている。
http://ace.phys.h.kyoto-u.ac.jp/~tomita/education/fortran90/sec0.html

Fortran 90プログラミング

Fortran 90プログラミング

  • 作者: 冨田 博之
  • 出版社/メーカー: 培風館
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 単行本



2011-10-09 11:10  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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