一億総SNS時代の戦略
カレー沢薫(著)
マンガ家である著者はエッセイも多く書いており、この本はSouffleに連載している『ほがらかSNSライフ』を書籍化したものである。
「一個人としてどうSNSとつきあっていくか」をまとめた本だそうである。
「古のインターネットキッズ」を自称するぐらいの、歴戦の勇者である著者の経験と知恵から繰り出される(?)戦略が披露されている。
SNSと一般化してあり、InstagramやFacebookもでてくるが、1日68時間Twitterをやっている著者なので、Twitterの話が多い。
著者曰くTwitterは「ガンジス川」だそうで、言い得て妙だと思った。
良くも悪くも、Twitterよりは水が良いのがFacebookやInstagramで、景気が良いことがあれば書き、なければ書かない。もしくは「景気良く見える写真」を作って投稿する場所なのだそうである。こちらも的確な捉え方だと思う。
私は(日本の)Twitterは、2ch(今は5ch)に電通の力で企業や有名人のアカウントが入り込んだものだと思っている。
ということで、2chよりは浄化されているところもあるのだが、基本は2chである。
まさに玉石混交だが、残念なことに玉より石の方が圧倒的に多い。
それゆえ、著者が指摘しているように、時間を浪費し、精神を消耗するリスクが大きい。
以下は私見だが、
Twitterに限らずインターネットで商売する人たち、特に広告収入に依存している人たちは、アクセス数を増やすためユーザーを依存症にする。
それに気づかなせないのが怖いところである。
2021-10-24 10:07
nice!(0)
コメント(0)
共通テーマ:パソコン・インターネット
共通テーマ:パソコン・インターネット
コメント 0