足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏
谷口雄太(著)
同じ著者による「<武家の王>足利氏 戦国大名と足利的秩序」と対をなす本である。
鎌倉時代に「足利」名字を名乗っていた*、吉良氏、石橋氏、渋川氏、斯波氏を中心にした、室町時代の話である。
斯波氏は、畠山氏、細川氏とともに三管領となり、吉良・石橋・渋川氏は御三家となった。
御三家は、足利義教の時代に、足利将軍家の血が絶えた時のために誕生した。
権力からみれば三管領が上だが、権威からみれば御三家が上。
であるが、中世から近世の歴史の流れに翻弄されていく人たちの話でもある。
*尊氏の血筋が惣領家で、吉良氏らは庶子家
足利将軍と御三家: 吉良・石橋・渋川氏 (559) (歴史文化ライブラリー 559)
- 作者: 谷口 雄太
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2022/10/24
- メディア: 単行本
2023-10-29 17:41
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