境界のRINNE
高橋留美子(著)
死神を主人公にした漫画ということで、犬夜叉4巻の真由ちゃんの話みたいな悲しい話かなという私の予想は良い方向で裏切られ、湿った雰囲気はない。
著者ならではのギャグ漫画である。
肩の力を抜いて読めるのが良いところである。
四魔れんげがお気に入りである。
一生懸命だけど少し抜けているところが良い。
38巻から徐々に終わり支度がはじまり、40巻はまるまる1冊を使って六道りんねと桜の関係(および架印とれんげの関係)に決着をつけている。著者らしい終わり方だと思う。
最終回のれんげが幸せそうで良かった。
杏珠も落ち着くところに落ち着いてる感がある。
鳳が愛人ポジションに落ち着いたのは意外であった。
苺は小学校一年生なのに、六道乙女だった頃の死神のカマで元旦那の六道鯖人をどつけるのが凄い。さすがは元伝説の死神乙女である。
死神乙女の初登場(?)シーンはカッコよかった。
鯖人が「今はいい友だちって事で。」と言っているので、苺が育ったらいい友達ではなくなるのかもしれない。
読んでいて楽しい漫画だったので、終わってしまったのは悲しいが、終わりが来るのも「しょうがないなあ。」なのかもしれない。