Gmailへのログイン失敗
普段使っていないPCでGmailを読もうと思ったが、手元になかったAndroid端末での認証を求められてログインできなかった。
Googleからは、不審なログインを阻止してやったぜ(意訳)というメールが届いたが、こちらからすれば大きなお世話である。
Gmail (google account)はインターネットを使うときのpassportのようなものである。
電源ボタンが壊れかけているAndroid端末に自分のGoogle accountを握られていると思うと、空恐ろしい。
足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏
谷口雄太(著)
同じ著者による「<武家の王>足利氏 戦国大名と足利的秩序」と対をなす本である。
鎌倉時代に「足利」名字を名乗っていた*、吉良氏、石橋氏、渋川氏、斯波氏を中心にした、室町時代の話である。
斯波氏は、畠山氏、細川氏とともに三管領となり、吉良・石橋・渋川氏は御三家となった。
御三家は、足利義教の時代に、足利将軍家の血が絶えた時のために誕生した。
権力からみれば三管領が上だが、権威からみれば御三家が上。
であるが、中世から近世の歴史の流れに翻弄されていく人たちの話でもある。
*尊氏の血筋が惣領家で、吉良氏らは庶子家
足利将軍と御三家: 吉良・石橋・渋川氏 (559) (歴史文化ライブラリー 559)
- 作者: 谷口 雄太
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2022/10/24
- メディア: 単行本
<武家の王>足利氏 戦国大名と足利的秩序
谷口雄太(著)
戦国時代になっても足利氏が将軍が存在した理由について、「共通価値」から考察したものである。
儀礼を通して日本中の武士に、足利氏を頂点とする秩序意識・序列認識(足利的秩序)を浸透させた。
それが武家社会の共通価値となっていた。
得川(徳川)も足利一門の名字である。
やがて足利の血統の価値が低下して、足利義昭を最後に足利将軍が消えた。
弱肉強食の時代に「共通価値」でそれなりの秩序を保っていたのである。
祖母姫、ロンドンへ行く!
椹野道流(著)
イギリス留学経験がある若き日の著者(秘書孫)が、80歳を超えた祖母(祖母姫)とイギリス旅行をしたときのエッセイである。
飛行機はファーストクラスで、ロンドン中心部の5つ星ホテルに宿泊したそうで、どちらもサービスにお金を払うってこういうことなんだと知ることができた。
特に、ホテルのサービスに大英帝国の文化の凄さを感じた。
崩れる脳を抱きしめて
知念実希人(著)
20代の男女が、命の儚さと、生きる意味を考えながら、半身(運命の相手)を探す物語である。
読み返すと、そこかしこに伏線が散りばめられていたことに気づく。
著書らしいミステリ小説である。
物語の最後には、別の小説のキャラクター達が出てきて嬉しかった。
ハムスターの研究レポート
大雪師走(著)
ハムスター飼育を漫画にしたものである。
コミックスは8巻、文庫本で4巻が発売されているが、コミックスでは完結しておらず、文庫本の4巻にコミックス未収録の話が収録され完結している。
この本を読むと、ハムスターを飼うと、電線(ケーブル)、壁、畳、カーテン、家具、電化製品等なんでもかじられてしまうことが伝わってくる。
それでも飼い続ける、ハムバカ(釣りバカみたいな愛称)はたいしたものだなと思う。
真夜中のマリオネット
知念実希人(著)
手元に容疑者がいる状態で、白黒をはっきりさせていくタイプの推理小説である。
推理小説はネタばれにならないように、感想を書くのが難しいものだが、この本は特に難しい。
そのような本である。
放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件
知念実希人 (著)
児童書なので読みやすく、ほのぼのとした事件を解決するミステリ小説である。
ミステリトリオは、天久鷹央シリーズの統括診断部の三人を彷彿させる。
殺人やグロテスクな描写はないのが、良い。
【無料お試し版】放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件
- 作者: 知念実希人
- 出版社/メーカー: ライツ社
- 発売日: 2023/06/26
- メディア: Kindle版
iPhone SE のディスプレイ交換
iPhone SE (第2世代)のディスプレイの一部がタッチしても反応しなくなったので、
Apple 正規サービスプロバイダでディスプレイの交換をしてもらった。
修理に要した時間は、1時間半程度であった。
修理の前に、念のためにバックアップを取ったが、初期化されることもなくそのままであった。
Apple iPhone SE(第2世代) 64GB (PRODUCT)RED SIMフリー (整備済み品)
- 出版社/メーカー: Apple Computer
- メディア:
逆資本論
井上純一(著)
気候変動や日本のデフレにいかに対応すべきかが描かれた漫画である。
引用文献と引用箇所が明記されている、論文みたいな漫画である。
著者の他の経済漫画と同様に、奥さん(月さん、読者代表)に著者が説明する形式になっている。
分かりやすくて面白く読めるようになっている。
この本では、気候危機対策と経済成長を成し遂げるための考えが描かれている。
ラストのマルクスさんがカッコよい。
マルクスの経済論はある時期までは教養の一つであったが、いまはそうではないのかもしれない。
p.189の「電気量」は「電気料」の誤植だろうと思う。